2011年9月20日火曜日

「さようなら原発」の集会

昨日、私が東北道を南下している最中に、「さようなら原発の集会」が東京で開かれていた。およそ6万人が集まったという。成功と呼んでよいと思う。大江氏を始め、関係者の人々にありがとう、といいたい。

署名は現在100万人集まったという。大変な数だとは思うが、これではまだ原発を止めることはできない。大江氏らが目指すのは1000万人だから、この10倍必要だ。

この3ヶ月、自分自身で署名の呼びかけを行って来て、正直、厳しさを感じている。原発の恐ろしさを速やかに理解した人は、すでに賛同し署名してしまった。それが100万人ということだろう。つまり、まだ国民の大半は、まだ迷っている。

明確に原発賛成の人も、実は少数だと思う。こういう人は、60歳以上の年配が多いと思う。戦争の困窮に嫌という程苦しめられた経験から、そういう結論になったんだと思う。太平洋戦争の犯罪者は、当時の国民を直接困窮させて苦しめたという意味でも犯罪者だが、この苦しい経験を背負った国民が今、年配者となり、大量の原発推進者と成り果てた結果、その次の世代を苦めていることにおいても、凶悪な犯罪者だと思う。

これからは、原発に賛成する人を脱原発へと導かないといけない。それは、非常に険しい道のりになるだろう。残念ながら、この運動は、まだ歴史的なものとはなっていない。

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