2011年9月30日金曜日

ついに公表:プルトニウムとストロンチウム

セシウム137、134、およびヨウ素131を同定できるのに、プルトニウム239や240が同定できないわけがない。ゲルマにかければ、同時に測定できるはずだ。

今日になって、プルトニウムと放射性ストロンチウムが、それぞれ50キロと100キロ近く原発から離れたところでも検出された、という報道があったが、これは今の今までひた隠しに隠して来た情報に違いあるまい。

これだけ、重い元素が広範囲に飛び散っているのだから、地下水で漏れて行った訳ではあるまい。飛散地域が、セシウム汚染の地域とだいたい似ていることから、水素爆発やベント時
に飛び散った可能性が高いと思う。そして、それは何を意味するかというと、爆発したときには、格納容器が壊れていて高熱の核物質が原子炉に充満していたということだろう。それが、爆発/ベントの勢いと共に吹っ飛んでいったのであろう。

これはもう、チェルノブイリ以上の惨事と言わざるをえない。放射性セシウムのみならず、プルトニウムや放射性ストロンチウムにも汚染された福島に残された望みはもうないだろう。プルトニウムの半減期は240で六千年、239に至っては2万年...もう我々の文明では追いつかない。

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