2011年1月18日火曜日

月の写真

月を撮ってみた。(月齢12.1)8センチ屈折望遠鏡を使った、Canon EOS kiss Fによるコリメート撮影。シャッタースピードは1/100秒。この日の月は-11等、さすがに明るい。


「ウサギ」の後頭部の後ろにある、危難の海がよく見える。クレーターは、ティコ、コペルニクス、アルキメデスなどがよく見える。Tychoの放射線(Ray)が美しい。ウサギもよくわかる。クレーターは、影と光の境界辺りのものが、特にきれいにみえる。拡大して、その辺りをよく見てみることにした。


赤道よりちょっと下にある、虹の入り江の近傍に見える黒いクレーターはプラトーだ(ギリシャの哲学者だっけ?)。雨の海の上部にある灰色のクレーターはアルキメデス。(偽造貨幣の選別という難問に苦しむも、風呂に浸かっているときに閃き、ユーレカ!と叫んだことで有名な数学者。)真ん中の白くて大きなクレーターはコペルニクス(地動説!)その真下の小さな黒いのはケプラー(天体の楕円軌道、面積速度一定の法則、周期と楕円長半径の関係式の、いわゆるケプラーの法則を発見した数学者、天文学者)だ。識別できた主なクレーターは下の図にメモを入れてみた。


とにかく、一眼レフと望遠鏡の組み合わせの、驚異的な撮影能力に感心した。ピントをもうちょっと合わせた方がいいとは思うが、多分手ぶれの効果もあるはず。

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