期せずして時節にあった写真が出てきて、思わず笑ってしまった。日食を観測するちょっと前に、自宅の庭で撮影したものだ。この庭には毎日、ウサギが5匹、10匹とたくさんやってきては、芝生を食んでいた。大きな鹿が時折やってくることもあったし、Badgerもよく見かけた。野鳥もたくさん来たが、そのうちGreen WoodpeckerとThrashの写真が残っていた。
Green Woodpecker |
Thrash |
そしてなにより、ここから見た夜空はとてもきれいだった。天の川は冬でも夏でも、いつでもよく見えた。ただ、夏の蠍座はほとんど地平線ぎりぎりにしか上らず、北斗七星とカシオペアはいつでも北の空に両方上っていた。北緯51度の夜空は異国の地に住んでいることを、強く感じさせたものだ。
蠍座の見える星空、郷の空阿倍仲麻呂も似たような気持ちでいたのかな、と思ったものである。彼の唐への留学の最後の日に詠んだものと習った。
あまのはら ふりさけ見れば春日なる みかさの 山に出でし月かも。
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