とはいえ、冬の霧ヶ峰は下界よりはずっと寒い。帰り道「陶仙房」という喫茶店に寄った。霧ヶ峰/蓼科に来るとよく立ち寄る店である。ここの主人は陶芸家も兼ねていて、彼の「白樺焼き」なる焼き物で供されるコーヒーや料理を楽しめる。当然焼き物自体の販売もしている。今回は陶器は買わず、暖かいコーヒー目当てに立ち寄った。ここは暖炉の薪がいつも燃えていて、それも目当てでもあった。
霧ヶ峰の雪散歩の後だったので、おなかが減っていた。すでに午後3時頃になってはいたものの、豆入りドライカレー(ライスは黒米)を注文した。いつもはサンドイッチにするのだが、もう少し暖かいものがよいなと思い、初めてカレーを頼んでみた。これが大正解。とてもおいしく、体にもよさそうな、すばらしい高原の昼飯メニューだった。
客は我々以外になく、薪の燃えるパキパキという音が響く。心持ちの落ち着く、よい昼飯であった。
吹雪とて楽しき カレー待つからに。
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