2011年1月19日水曜日

T-ringによる撮影

望遠鏡をカメラのレンズとして使用すれば、コリメート法よりもよい撮影ができるはず、と思い、Vixenから発売されているCanon EOS専用のT-ringというアタッチメントを購入した。このアタッチメントは、レンズを外したカメラの本体と、接眼レンズを外した望遠鏡の鏡筒をつなぐ、ねじこみ式の接続部品である。さっそく、今日の月(月齢14.1)を撮影してみた。

生のデータでみると、コリメート法でとった像より随分小さい。上の写真は、画像処理によって拡大し陰影を強調してある。その結果、ピントが甘くなっているように見える。細部の詳細がコリメート法に比べて落ちる。とはいえ、撮影とても快適で、ものの10秒で3枚近くも写真をとることができた。手ぶれの心配はほとんどない。

像が小さくなってしまう原因は明らかで、それは接眼レンズを取り去って対物レンズだけで写真をとるからだ。細部を研究するには、手ぶれと戦いながらコリメート法でやった方がよいだろう。ただ、拡大筒とかいうアタッチメントが別売りであるらしい。これに接眼レンズをつければ、T-ringで接続しても、大きく写真が撮れるらしい。次はぜひ試してみたい。

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