講義が終わる。夏になってからの期間が結構疲れた。今期は学生たちとよく議論した。なかなか楽しかった。しかし、彼らは著しく不勉強である。これがゆとり世代ってやつなのだろうか?
「先生はなんでも知ってる」といって驚くが、家庭用のコンセントが100Vだって知らない方がいけないに決まってる。「円高ってどうしてまずいんですか?」って....物理の「先生」だってそのくらい知ってます。(だいたい、物理の先生に聞かないでくれ給え。)「放射線を目で見ることは可能なんですか?」見えたらもうヤバいレベルです。などなど、他愛もない質問ばかり。90年代アメリカの学部時代の友人たちを思い起こさせる。彼らは私を「天才」と呼んだが、単にそれは彼らの勉強不足であったことは明らかだった。(例えば、1/(1+x2)の積分はx=tanθと置換すれば簡単に計算できることは、当時の日本の高校生なら皆知ってた。)
でもストレートに知らないことを聞いてくる、その素直さはよい。見栄を張る「昔の日本人」は彼らの中にはもういない。これって、教える方にとってみれば結構やりやすい。
夏休み....やっと研究モードに戻れる。
1 件のコメント:
アメリカ東海岸の学生は、まじめで、結構話しが合うので、好きです。ヨーロッパに近いせいかもしれません。西海岸の学生は....あまりいい思いでがありません。(これは教員/研究者としてでなく、「学生」として接したせいかもしれません。)
アメリカの学生は「伸び」がすごいので、あなどれません。一方、日本の「ゆとり君」たちは、伸びしろも少なめなのが問題ですね。
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