2011年8月21日日曜日

放射性物質の健康への影響:ヨウ素とセシウムの性質

物理学者としての専門の範疇から大きく外れてしまうが、放射性物質の健康への影響について考察してみたい。(といっても、かなり物理寄りの考察だが。)

まず以前調べたのは、ヨウ素131の化学物質の形体が、単体の気体(I2)だということ。融点は110度程度だが、昇華しやすいという。これは、アメリカの環境保護庁(EPA)のホームページでも確認できる。というか、より多くのの情報を教えてくれるので勉強になる。以下、引用(+意訳)。
ヨウ素は非金属で、(常温で)黒紫色をした結晶質の固体。気化しやすく、固体から気体に直接変化できる(液体を通らずに)。室温で気化した場合、深い紫色の蒸気となる。この蒸気を浴びると、目、鼻、喉に違和感を感じる。ヨウ素は、アルコール、および水によく溶ける
ヨウ素は、他の物質の化学反応しやすく、単体よりも化合物の形で存在することが多い。たとえば、原子炉内や核廃棄物処理施設では、他の化学物質のすぐに反応して化合物となる。しかし、原子炉から環境中に放出されるときは、単体の気体の形態をとる。 
次に、セシウムについてのEPAによる記述も見てみたい。
セシウムは銀白色をした金属である。柔らかく、延性が強い。室温で存在できる「液体金属」は3種類あって、その一つがセシウムである。(水銀[融点-39度C]; ガリウム[融点30度C]、そしてセシウム[ 融点28度C]
Wikipediaによると、金属セシウムは水と激しく反応し、水酸化セシウムになるそうである。また酸素と反応し、酸化セシウムになることもある。両者とも融点は数百度で、常温では固体の形態をとるというから、粒子状の状態国立環境研究所のシミュレーションでもそのように仮定されていた)で飛び散ってくると思われる。水酸化セシウムもまた、水によく溶けるという。(強塩基だから。)また、酸化セシウムは水と激しく反応して、水酸化セシウムになるそうである。したがって、ヨウ素131もセシウム137も、雨と一緒に地表に降ってくるのであろう。

さて次は、セシウムおよびヨウ素よりなる放射性プルームの性質について考察してみる。

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