2011年8月31日水曜日

軽井沢の放射能汚染:雲場池の再測

前回の雲場池での測定は、湖畔の縁で行った。その結果は、予想を覆すほど低い線量となっていたが、周囲の測定結果と比べるとちょっと異常な値に思えた。実は、早川先生によると、「土の上では測ってはいけない」のだという。そこで、雲場池の再測定をしにいってきた。

台風の接近する中、軽井沢は黒雲が広がり、小雨混じりの天気だった。雲場池も暗い感じで、人は少なかった。観光客が減ったせいもあり、静かな軽井沢にようやく戻った感じがした。(とはいえ、ツルヤにはまだまだ県外ナンバー車がたくさん停まっていたが。)

前回は、水辺で測定したので、大雨が降った際セシウム137が流れ出てしまった可能性がある。また、観光客の歩く小径だったので、掃除をしていたかもしれないし、人間によって踏み散らされたかもしれない。そこで、今回はなるべく林の中になるように測定場所を選んだ。他の人の測定ポイントも参考にして、レストランのある入り口近くにある、公衆便所がある林の中で測定することにした。落ち葉が降り積もり、そこから真っ白なドクツルタケ(英名Death Angel!)がたくさん生えている場所にガイガーカウンターを置き、30秒間隔で20回測定、最後に平均値をとるいつものやりかたで測定を実施した。その結果は、納得(以上?)の0.27μSv/hだった!(注意:JB4020は高めの数値がでる傾向有り。)やっぱり雲場池は汚染されていたのだった。流れがあまりないこの池の底にはセシウム137が堆積していることだろう。また、周辺の大きな別荘もセシウム137による汚染が同様に広がっているはずだ。

今回はっきりしたのは、土の上のセシウム137は流れてしまってもうないということ。逆に、落ち葉にはセシウム137がくっついていてなかなか無くならないということだ。軽井沢の別荘地で、落ち葉や苔に埋もれている庭、雨樋、屋根などは線量が結構高いはずだ!

そして、「離山の東西で軽井沢の汚染レベルは二分される」という仮説は復活した。次は、「噂の」プリンス通りで測定してみた。この地点は、離山の東にある。

0 件のコメント: