東京新聞によると、3/11の大震災直後から3/14までの3日間、福島第二発電所(第一ではない)でも電源が喪失していた....記事によると、資材不足に陥ったため、柏崎の刈羽原発から自衛隊のヘリなどをつかって電源ケーブルなどを輸送したという。
驚いたこと(1):「M9.0の大地震でも、『新型』の原発は生き延びた。すごい!」というのが今までの、第二原発に対する印象だったのに、単に「運良く切り抜けただけ」じゃないか!福島第二の1、2、4号機はベント寸前までいったというから、もし実施されていたら、今の倍のひどさで日本の国土は放射能物質で汚染されていたことになる。ホットスポットもたくさん生まれただろうし、福島周辺は2倍の放射線量となっていた可能性がある。女川原発だって、爆発しなかったのは結局運がよかっただけのことだとわかってしまったし、原発のシステムは、新しくても古くても、もはや大地震には対処できないことが明らかとなった。
驚いたこと(2):東電はこの事実を隠していたということ。いまでもおかしいと思うのは、ベントすることを国民に知らせなかったことだ。これからベントします、というアナウンスがあれば、自宅などに待機するなど、被曝を避けることができたはずだ。農作物だって、シートをかけるなど準備ができたはずだ。それを、こそこそと、寝小便がばれないようにこっそり布団を干したりするような真似をするから、これだけ国民の健康と生活が犠牲にされたんだと思う。福島第二のベントが今の今まで隠されていたというのも、つまりあわよくば「寝小便」を隠し通そうとしたということだ。
驚いたこと(3):自衛隊のヘリが、新潟の原発から電気ケーブルの輸送を手伝っている?ということは、政府は第二原発が危なかったことを知っていて、それを隠していたということだ!東電と政府はグルといわれても仕方ないだろう。
ちなみに、朝日新聞によると、第二原発ではその他にもいろいろ問題があったことが判明している。一つは、燃料プールの水漏れ。放射能物質が漏れ出して、周辺を汚染した可能性は高いという。また、制御棒の位置をモニターする計器が壊れてしまったという。こんなんじゃ、どこに制御棒があるか分からない、つまり、ちゃんと臨界状態を脱したかどうか確認できなくなってるということじゃないか?中性子線モニターで、中性子線が飛んでないことを確認すれば代替にはなるが、そのデータを東電は公開してない!どうやって、確認したか詳細な説明も朝日新聞には書いてない....(突っ込みが甘いと思う。)
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