ブルーバックスB1192(講談社1997年)桜井弘(編)
読むといっても、今回は後ろの頁だけ。ウラン、プルトニウムなど、放射性元素の性質や、その裏話などが、簡潔によくまとめられている。原発の勉強に役立った。
Wikipediaは便利だが、間違いがときどきあったり、英語/日本語で出ている情報に差異があったり、伏せられたり、消されたり、過剰に書かれたり、など色々な問題点もある。やはり、数冊の本を照らしつつ、自分なりに「事実」をまとめるのが勉強の王道だろう。
また、次の本も参考になった。
「どうするプルトニウム」舘野淳ほか著 (リベルタ出版2007年)
後半は政治や裁判の話も入って来て、客観度(科学度)が落ちてしまったきらいがあるが、前半の科学的事実のまとめは役に立つ。ただ、ウラン238の自発核分裂の確率データが間違っていた。(古いデータの引用なのかもしれない。)筆者は、化学者や、元NHKなどの出身の人たちで、原子力の専門家という訳ではないが、原子力技術の近くで働いている人たち。
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