2011年3月1日火曜日

実験家との共同研究

ここ数年、東大の実験家の人と共同研究している。今日は久しぶりの訪問を受け、リクエストされるままに数値計算をひたすら繰り返した。

やっぱり実験家の人は着眼点がいい。「物理」を持って来てくれる。理論家は数学で現象をごまかすときがあり、そんなときは物理がよく見えなくなったりする。(私も理論家なので、それはそれでおもしろいのは否定しないが。)今日の数値計算は、本当に楽しかった。これは新たな論文のネタになりそう。

結局、正午から夜9時まで、9時間ぶっ続けで細かい計算を何度も繰り返した。最後の方は頭がふらふらしてきた。研究はやはり体力が大事だと確認する。

それから、実験結果は必ず紙に出して、ノートに張りつけ、簡単な分析のメモや感想などを書いておくととても役立つ。今日も、2年前にそうしておいたメモ書きや張りつけがとても役に立った。

そういえば、Unix/Linuxのsortコマンドの文法が変更されていて、時間をとられてしまった。以前はsort -n +2とかやってたものを、今ではsort -gk 2とかやる。全然違うのはちょっと困る。なにより、共同研究者を前にして何度もエラーを出して恥をかいてしまった。

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