2011年4月18日月曜日

春の里山へ登る

高遠の桜はついに見頃となった。松本城も、善光寺の城山公園も、上田城も、信州のほとんどの地域で花見の季節となったそうだ。

山桜はまだ先のことだが、暖かくなったので里山の一つに登ってみる事にした。といっても、標高1500メートル弱だから、ハイキングというよりも、むしろ「山登り」。

まず、麓でオオタカを見た。その林はダンコウバイで飾られていた。実は、信州の山の春の色は黄色より始まる。

ダンコウバイ


尾根道を登っていくと、スミレが落ち葉の中から顔を出していた。レンゲツツジや山ツツジもあったが、これらは初夏までのお楽しみ。
アオイスミレ (Viola hondoensis)?
(山林に多く見られる。背が低く、うつむき加減に花をつける。
参考書:Field-pal 野外探検大図鑑、小学館1993)
頂上に登ると、眼下に景色が広がった。遠くに山々の峰がそびえる。春の空は変わりやすいとはこのことか。風向きが北に変わり、急に雲が立ちこめて来た。放射能の雲でないことを祈りつつ下山す。その夜、ダッシュ村が閉じたことを知った。改めて、東京電力(と自民党の原発政策)への怒りを感じた。




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