2011年4月25日月曜日

M44(プレセペ星団)の観測

今晩は一時間程かけて色々な天体を観測した。まずは蟹座のプレセペ星団(M44)から。ハーシェルはこの星団をBeehiveと呼んだそうな。

目視の最初の目印は、双子座のポルックス(カストルでもOK)。次に獅子座のレグルス。この2つの恒星の中間(よりも若干双子座寄り)のところにぼわーっとした天体がある。これがプレセペ星団(M44)。4角形の蟹座のど真ん中にある。

散開星団のなかでも、バラけている方なので、倍率はあまり上げない方がよい。今日は望遠レンズで撮影したが、普通のレンズの方が良かったかも。シャッター速度5秒、iso1600, f/5.6.

蟹座のプレセペ星団(M44)
距離は577光年というから、銀河系の中の星団だろう。(銀河系の半径は5万光年)。構成星の数は100から200個程だというが、この写真にはそんなには写ってない。

星団というのは、銀河形成の以前にできた星の集団で、その集団が更に集まって銀河が形成されたという理論があるらしい。ということで、銀河系内に在る星団に属する恒星は古いものがほとんどだという。実際、プレセペ星団の星も赤色巨星になってしまっている星の比率が高いそうだ。(次はスペクトル分析してみようかな。)

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