2011年4月22日金曜日

信濃毎日新聞の写真:福島の悲しみ

そういえば、もう一枚衝撃を受けた写真があった。4/16の信濃毎日新聞のトップ記事の写真。(この方がスキャンしてくれたようです。)

「原子力、明るい未来のエネルギー」の看板の下、
桜に看取られて死んだ犬。
原発から20キロ圏内にある、双葉町にあるゲートだという。その「明るい未来」とは、今この瞬間もこのゲートの下で横たわっている犬の亡骸に他ならない。

飼い主に捨てられ、腹を空かせ、ひとり孤独に彷徨っていたに違いあるまい。桜に看取られ、息を引き取ったのであろう。天国へと旅立ったことを祈らずにはいられない。

思わずパトラッシュの最期を思い出してしまった。しかし、パトラッシュは横にネロが付いていてくれた。この犬は一人で寂しかったことだろう。涙せずには居られない。

1 件のコメント:

kuzzila さんのコメント...

感嘆符しか書けないことがあることは、こういう写真で証明されたと思います。